ビジョンを確実に実現するためには、まず「創造力」で未来像と実行設計を可視化し、それを「チームワーク」で日々の行動に落とし込む実行構造が不可欠です。
本記事では、私たちem株式会社が中小企業向けに提供している理念可視化・浸透支援の考え方を軸に、「創造力」と「チームワーク」を組み合わせてビジョンを実現していく具体的なステップと実務的なポイントを、経営者・管理職の方にもわかりやすく解説します。
この記事のポイント
本記事で押さえていただきたい要点は、以下の3つです。
- ビジョン実現には、「創造力で描く設計」と「チームワークで回す実行」の両輪が必要です。
- 抽象的な理念・ビジョンは、言語化・可視化・行動レベルへの分解によって初めて組織に浸透します。
- 30名以下の中小企業ほど、経営者の思いを「共創型の実行構造」に変えることが成長スピードを左右します。
この記事の結論
ビジョン実現において最も重要なポイントは、「創造力で設計し、チームワークで回し続ける実行構造」を持つことです。
一言で言えば、経営者の思いを言語化・仕組み化し、全員の行動習慣に変えることがビジョン実現の近道となります。
具体的には、「理念・ビジョンの可視化 → 戦略・行動への分解 → チームでの運用ルール化」の順に設計を進めていきます。
30名以下の組織では、経営者の熱量と少人数の強いチームワークが、変革スピードと持続性を大きく左右します。中小企業こそ、外部の伴走者と共に実行構造を磨き続けることで、業績と働きがいの両立が実現しやすくなるのです。
創造力でビジョンを設計する方法
ビジョン実現の起点は「創造力による未来像の設計」と「理念の徹底的な言語化・可視化」にあります。
ビジョンが曖昧なままでは、どれだけ優秀な人材や資金があっても、日々の意思決定や行動がバラバラになり、チームワークも生まれにくくなります。
私たちem株式会社でも、「思いはあるが上手くかたちにできていない」という経営者の方々と共に、理念づくりやビジョン設計を行うことで、組織の方向性と一体感が大きく変わるケースを数多く見てきました。
創造力とは何か?ビジネスにおける定義
ビジネスにおける創造力とは、「まだ見えていない未来の姿を描き、その実現プロセスを組み立てる力」のことです。
単なるアイデア出しではなく、「自社の理念・価値観」「強み・弱み」「市場環境」などを踏まえた上で、実現可能性の高い未来像を設計することがポイントとなります。
私たちem株式会社では、「想像力を膨らませる」「創造力で実現する」というValueを掲げ、経営者の皆様と共に未来の姿を構想し、それを経営計画や組織づくりに落とし込む支援を行っています。
なぜ理念の可視化が創造力を加速させるのか?
理念が可視化されていると、創造力の方向性が揃い、メンバー全員が同じ未来に向けてアイデアを出せるようになります。
理念が言語化されていない状態では、各自が「会社はこうありたいはずだ」とバラバラに解釈してしまい、議論や意思決定が噛み合わなくなるからです。
私たちem株式会社の創業ストーリーにおいても、理念やビジョンを持たないまま事業を拡大した結果、方針が共有されず、最終的には社員が全員辞めてしまったという苦い経験があります。その反省から、理念づくりに本格的に取り組むようになりました。
ビジョン設計の基本ステップ
ビジョン設計は、以下のようなステップで進めるとスムーズです。
ステップ1:原体験の整理 自社の原体験・創業ストーリーを整理します。なぜこの事業を始めたのか、どのような想いがあったのかを振り返ることで、ビジョンの根幹となる価値観が見えてきます。
ステップ2:事業継続の理由の言語化 「なぜこの事業を続けるのか」を言葉にします。利益だけでなく、社会への貢献や従業員の成長など、多角的な視点から事業の意義を明確にしていきます。
ステップ3:未来像の具体化 5年後・10年後に実現したい状態を具体的に描きます。売上や規模だけでなく、どのような組織文化を築きたいか、どのような価値を提供したいかを明確にします。
ステップ4:ステークホルダーへの貢献の明文化 顧客・従業員・地域社会のそれぞれにどう貢献したいかを書き出します。多様なステークホルダーへの価値提供を意識することで、ビジョンに厚みが生まれます。
ステップ5:キーワードの整理と文章化 キーワードを整理し、シンプルな理念・ビジョン文にまとめます。覚えやすく、行動の指針となる表現を心がけましょう。
ステップ6:共有と浸透 社内外に伝えやすい表現に整え、見える場所に掲示・共有します。繰り返し伝えることで、徐々に組織に浸透していきます。
このプロセスを外部の伴走者と共に行うことで、経営者自身も気づいていなかった本音や価値観が引き出され、腹落ちしたビジョンが生まれやすくなります。
30名以下の会社における創造力の活かし方
小規模な組織ほど、経営者の創造力がそのまま企業の方向性とスピードを決めます。
10〜30名規模の企業では、経営者の意思決定が現場に直接影響しやすく、「ビジョンの明確さ」と「説明の回数」がそのまま組織文化になっていきます。
私たちem株式会社では、「組織を拡大・拡充したい30名以下の会社の経営者」を主な対象とし、ビジョンの可視化と浸透を通じて、組織の成長と働きがいの両立をサポートしています。
小規模組織の強みは、意思決定のスピードと柔軟性にあります。経営者のビジョンが明確であれば、それを素早く組織全体に浸透させ、一丸となって行動することができるのです。
事例:理念づくりから業績改善までの流れ
ここで、理念づくりが業績改善につながった具体的な事例をご紹介します。
状況 ある企業では、理念がなく、採用や評価の軸があいまいで、社員が定着しないという課題を抱えていました。
対応 私たちは経営者と共に創業ストーリーを深掘りし、「なぜこの事業をやるのか」を丁寧に言語化していきました。経営者の原体験や価値観を引き出し、それを理念として整理しました。
結果 採用メッセージや社内ミーティングのテーマが一貫するようになり、次第に価値観の合うメンバーが集まるようになりました。その結果、離職率が大幅に改善しました。
このように、創造力を「理念づくり」と「ビジョン設計」に向けることで、目に見える成果につながる実行構造の土台が整っていきます。
チームワークでビジョンを確実に実行する方法
ビジョンを実現するうえで最も重要なのは、「チームワークで協働する」ための具体的なルールと習慣をつくることです。
どれだけ素晴らしいビジョンがあっても、それを日々の行動に変えるのは現場の一人ひとりであり、その連携が機能しなければ成果には結びつきません。
私たちem株式会社のValueでも、「チームワークで協働する」「共感力でつなげる」「共創力を磨く」など、チームとして共に価値を生み出すことを重視しており、実行構造づくりの中心に据えています。
チームワークの実行構造とは?
チームワークの実行構造とは、「誰が・いつ・何を・どのように進めるか」が共有され、相互に支え合える状態を仕組みで支えることを指します。
ここで重要なのは、単なる精神論ではなく、会議体、情報共有ツール、役割分担、評価の仕組みなど、具体的な運営設計です。
中小企業の場合、少人数ゆえに属人的に仕事が回っているケースが多いですが、ビジョン実現を目指すなら、あえて「協働の型」を決めることが重要になります。属人化を防ぎ、組織としての力を最大化するためです。
チームワーク強化の具体ステップ
チームワークをビジョン実現に直結させるためのステップは以下の通りです。
ステップ1:ビジョンと目標の共有 ビジョンと中期目標を再確認し、全員に共有します。なぜそのビジョンを目指すのか、どのような状態を実現したいのかを、繰り返し伝えることが大切です。
ステップ2:役割と責任の明確化 部署・チームごとの役割と責任範囲を明確にします。誰が何に責任を持つのかを明確にすることで、連携がスムーズになります。
ステップ3:定例ミーティングの設計 週次・月次の定例ミーティングで進捗と課題を共有します。定期的なコミュニケーションの場を設けることで、問題の早期発見と対処が可能になります。
ステップ4:振り返りの習慣化 「うまくいった事例」と「つまずいた事例」をチームで振り返ります。成功体験も失敗体験も、組織の学びとして蓄積していくことが重要です。
ステップ5:行動の評価 成果だけでなく、チームワークに貢献した行動も評価します。協力的な姿勢や、仲間をサポートする行動を正当に評価することで、望ましい組織文化が醸成されます。
ステップ6:改善のルール化 改善案を小さく試し、成功パターンをルール化します。試行錯誤を繰り返しながら、自社に合った「型」を見つけていきましょう。
このように、チームの協働を「見える化」し、「言語化」し、「習慣化」していくことで、ビジョンに向かう推進力は着実に高まります。
共感力と共創力が生む一体感
チームワークを強化するうえで、共感力と共創力は不可欠な要素です。
共感力とは、経営者やメンバーの思いに寄り添い、相手の立場を理解しようとする姿勢のことです。一方、共創力とは、互いの強みを活かしながら新しい価値を一緒につくる力を指します。
私たちem株式会社は「経営者の思いに寄り添い、従業員との架け橋となることで組織全体の一体感を創出する」ことを使命の一つとして掲げています。対話型のワークショップやプロジェクト設計を通じて、共創の場づくりを支援しています。
共感力があってこそ、メンバー間の信頼関係が生まれ、共創力が発揮される土台ができます。そして共創力によって、個人では成し得ない大きな成果を生み出すことができるのです。
30名以下の組織でのチームワーク事例
30名以下の組織でチームワークを強化した事例をご紹介します。
組織規模 20名の専門職チーム
課題 部門間の情報共有が不十分で、顧客対応にムラがあるという問題を抱えていました。
施策 週1回の全体ミーティングと、案件ごとのクロスファンクショナルチームを導入しました。部門を横断したチーム編成により、情報共有と連携を促進しました。
結果 顧客対応のスピードと品質が安定し、メンバー同士の相談も増加しました。組織全体の一体感が高まり、業績にも良い影響が現れました。
このようなシンプルな仕組みでも、ビジョンと紐づけて運用することで、チームワークは着実に変化していきます。
「創造力」と「チームワーク」を連動させる方法
ビジョン実現の実行構造は、「創造力」で設計した未来像を、「チームワーク」で日常業務に落とし込むサイクルとして設計すべきです。
戦略と実行が分断された状態では、どれだけ優れたビジョンがあっても机上の空論になってしまいます。一方で、現場の努力だけでは長期的な方向性がブレてしまいます。
私たちem株式会社のValue「創造力で実現する」「チームワークで協働する」は、この両輪を回し続けるための行動指針として機能しています。
ビジョンから日常業務への落とし込み方
ビジョンを日常業務に落とし込むには、「ビジョン → 戦略テーマ → プロジェクト → 個人目標」という一貫した流れをつくることが重要です。
たとえば、「理念の可視化と習慣化を通して中小企業の潜在価値を引き出す」というビジョンであれば、戦略テーマとして「理念浸透プログラムの標準化」「経営者向けワークショップの拡充」などを設定します。それをさらに具体的なプロジェクトやKPIに分解していくのです。
この構造が明確になることで、各メンバーは「自分の仕事がビジョンのどの部分とつながっているか」を理解しやすくなります。その結果、働きがいや一体感が高まり、より主体的な行動が生まれるようになります。
ビジョンと業務をつなぐ具体的な方法
ビジョンと日常業務をつなぐためには、以下のような工夫が効果的です。
朝礼や会議での理念の確認 定例の会議や朝礼で、理念やビジョンに触れる時間を設けます。短い時間でも構いません。繰り返し触れることで、自然と意識に定着していきます。
評価制度との連動 人事評価の項目に、理念やビジョンに沿った行動を組み込みます。評価されることで、メンバーは理念を意識した行動を取るようになります。
成功事例の共有 理念やビジョンを体現した行動や成果を、積極的に共有します。具体的な事例があることで、抽象的なビジョンが身近なものになります。
1on1での対話 上司と部下の1on1ミーティングで、個人の仕事とビジョンのつながりを対話します。一人ひとりが自分の役割を理解することで、組織全体の推進力が高まります。
実行サイクル(PDCA)と組織学習
ビジョン実現には、創造力を起点とした「構想→実行→振り返り→改善」のサイクルを、チーム全体で回し続けることが欠かせません。
このサイクルを組織学習の仕組みとして定着させることで、単発の施策に終わらず、ビジョンに近づくための「学び」と「変化」が蓄積していきます。
私たちem株式会社は、「向上心で成長する」「探究心で掘り下げる」というValueのもと、表面的な課題ではなく本質的な問題に向き合いながら、クライアント企業と共に実行サイクルの質を高める伴走支援を行っています。
PDCAサイクルを効果的に回すためのポイントは、以下の3つです。
計画段階での具体性 Plan(計画)の段階で、できるだけ具体的な目標と行動計画を立てます。曖昧な計画では、実行も振り返りも曖昧になってしまいます。
実行段階での記録 Do(実行)の段階で、何を行い、どのような結果が出たかを記録します。記録があってこそ、正確な振り返りが可能になります。
振り返りの深さ Check(振り返り)の段階では、表面的な成否だけでなく、なぜそうなったのかを深掘りします。本質的な学びを得ることで、次のサイクルの質が高まります。
外部伴走者を活用するメリット
ビジョン実現の実行構造づくりには、外部の伴走者を活用することで、スピードと客観性を同時に高めることができます。
社内だけでは見えにくい「思い込み」や「暗黙の前提」を可視化し、他社事例やフレームワークを活用しながら、より実行しやすい形に設計し直すことができるからです。
私たちem株式会社は、自社の理念づくりと組織再構築を経験した経営者が立ち上げた会社です。その実体験に基づくサポートが、「思いをカタチにする」プロセスに大きく活かされています。
外部伴走者を活用するメリットは、主に以下の4点です。
客観的な視点の獲得 社内にいると気づきにくい課題や強みを、第三者の目で発見できます。
専門知識とノウハウの活用 多くの企業を支援してきた経験から得られた知見を活用できます。
推進力の確保 外部との約束があることで、社内だけでは後回しになりがちな取り組みを着実に進められます。
経営者の壁打ち相手 経営者が自分の考えを整理するための対話相手として機能します。
よくある質問
ビジョン実現にまず取り組むべきことは何ですか?
ビジョンの結論を短く言語化し、経営者自身が腹落ちするまで見直したうえで、社内に繰り返し説明することが第一歩です。言語化されていないビジョンは、伝えることも実行することもできません。まずは「自社は何を目指すのか」を一言で言えるようにすることから始めましょう。
理念やビジョンがない状態でも実行構造は作れますか?
作ることは可能ですが、方向性がブレやすくなります。短期的な目標設定と並行して、理念・ビジョンの言語化に取り組むことをおすすめします。理念やビジョンがあってこそ、実行構造に一貫性が生まれ、メンバーの納得感も高まります。
30名以下の会社でもチームワーク強化は効果がありますか?
はい、少人数組織ほど一人ひとりの影響が大きいため、チームワークの改善が業績と働きがいに直結しやすくなります。むしろ小規模組織のほうが、チームワーク強化の効果を実感しやすいと言えるでしょう。
創造力に自信がない経営者でもビジョン設計はできますか?
外部の伴走者やフレームワークを活用することで、対話を通じて思いや価値観を引き出し、無理なくビジョンを形にできます。創造力は一人で発揮するものではありません。対話を通じて引き出されるものです。私たちも、多くの経営者の方々のビジョン設計をサポートしてきました。
ビジョンを社員に浸透させるにはどれくらい時間がかかりますか?
規模や状況によりますが、半年〜2年ほど継続的に伝え続け、仕組みや評価にも組み込むことで、定着が進みやすくなります。一度伝えただけでは浸透しません。繰り返し、様々な場面で伝え続けることが重要です。
実行構造づくりで失敗しやすいポイントは何ですか?
一度決めたビジョンや仕組みを見直さず、現場の声を取り入れないまま運用し続けてしまうことが、よくあるつまずきです。実行構造は、一度作って終わりではありません。現場からのフィードバックを受けて、継続的に改善していくことが大切です。
外部コンサルティングを入れるタイミングはいつが良いですか?
「組織を拡大したいが今のやり方に限界を感じる」「理念はあるが浸透していない」と感じた段階が、最も効果的なタイミングです。課題を認識し、変化への意欲がある状態で外部支援を受けることで、高い効果が期待できます。
ビジョン実現において経営者が果たすべき役割は何ですか?
経営者の最も重要な役割は、ビジョンを自ら語り続けることです。社内のあらゆる場面で、一貫してビジョンを伝え、自らがそのビジョンを体現する姿を見せることで、組織全体にビジョンが浸透していきます。
まとめ
ビジョン実現の鍵は、「創造力によるビジョン設計」と「チームワークによる実行構造」の両立にあります。
理念・ビジョンの可視化と、日々の業務・評価・対話への落とし込みが、組織文化と業績の両方を変えていきます。どちらか一方だけでは、持続的な成果にはつながりません。
30名以下の中小企業こそ、経営者の思いをチームと共に「思いをカタチにする」プロセスに取り組むことで、持続可能な成長と働きがいを実現できます。小規模組織の強みを活かし、スピード感を持って変革を進めることができるのです。
私たちem株式会社は、中小企業の経営者の皆様と共に、理念の可視化からチームワークの構築まで、一貫した伴走支援を行っています。「思いはあるが、どう形にすればいいかわからない」「組織を次のステージに進めたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
経営者の思いを、組織の力に変える。それが私たちem株式会社の使命です。
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em株式会社(イーエムカブシキガイシャ)
代表取締役 郷司 光
経営理念:そうぞうの力で未来を描く
Purpose:中小企業の魅力を引き出し国力を上げる
Vision:革新的な日本型経営モデルの確立
Mission:思いを形にし理想の企業文化を創造
所在地:〒486-0817 愛知県春日井市東野町3丁目29番地7
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