はじめに:経営者の「思い」を「カタチ」にする
「社員が思うように動いてくれない」「自分の考えが伝わらない」「組織がバラバラで一体感がない」
30名以下の中小企業を経営される皆様から、こうしたお悩みをよく伺います。強い思いや情熱を持って事業を始めたはずなのに、組織が大きくなるにつれて、経営者の想いと現場の動きにズレが生じてしまう。このような課題は、決して特別なことではありません。
私たちem株式会社は、中小企業の経営者が抱えるこうした本質的な悩みに寄り添い、「思い」を具体的な成長へと導く「カタチ」にするサポートを提供しています。
本記事では、私たちがなぜ理念経営の支援を事業の中心に据えるに至ったのか、その背景にある痛切な経験と、経営者の皆様からよくいただく質問への回答を通じて、私たちの事業への理解を深めていただければと思います。
私たちの事業目的:中小企業の価値を最大化する
なぜ理念の可視化と習慣化なのか
私たちem株式会社の究極の目的は、単なる売上向上の支援ではありません。理念の可視化と習慣化を通して、日本の中小企業が持つ潜在的な価値を最大限に引き出すことを目指しています。
ここでいう「理念の可視化」とは、経営者の頭の中にある想いや価値観を、誰もが理解できる明確な言葉として表現することです。そして「習慣化」とは、その理念を日々の業務の中で実践し、組織文化として定着させることを意味します。
なぜこれが重要なのでしょうか。それは、理念という「軸」がなければ、組織は脆弱になってしまうからです。経営者がどれだけ熱い思いを持っていても、それが社員に正しく伝わらなければ、組織は同じ方向を向いて進むことができません。
働く人のやりがいと持続可能な成長
私たちは、企業の成長と発展を促進するだけでなく、そこで働く人々のやりがいを高め、持続可能な企業文化を育むことにも注力しています。これらの取り組みを通じて、日本経済全体の活性化に貢献することが、私たちの大きな使命です。
理念や目的、ビジョンといった経営の軸が明確になることで、企業は強靭になります。そして働く人々は、自分の仕事に意味を見出し、目的意識を持って業務に取り組むことができるようになるのです。
私たちが支援する企業とは
私たちが主にサポートしているのは、組織を拡大・拡充したい30名以下の会社の経営者の皆様です。
具体的には、次のような課題をお持ちの方々です。
- 経営者として強い「思い」はあるが、それを従業員が理解できる明確な形にするのが難しい
- 自社の理念を従業員と効果的に共有し、組織全体の一体感を生み出したい
- 組織文化を変革し、社員の定着率ややりがいを高めたい
中小企業は日本経済の基盤です。しかし、組織運営において特有の課題を抱えがちです。私たちは、特に規模の拡大を目指す企業にとって不可欠な「理念の軸づくり」に特化して、専門的なサポートを提供しています。
代表自身の失敗経験が事業の原点
理念なき組織が崩壊した日
この事業の根幹には、代表である私自身の組織運営における痛切な失敗経験があります。この話は、私たちがなぜ理念経営の支援を事業の中心に据えているのかを理解していただく上で、欠かせないものです。
事業を始めた当初、私は理念もビジョンもなく、具体的な事業計画もないまま、友人と共に「なんでも屋」としてスタートしました。その後、電気工事業を主な事業とする会社を経営するようになり、組織が成長していきました。多い時で社員が2人いた時期もあります。
ところが、組織の成長と共に、「人の管理や教育が思うようにいかない」という問題に直面することになりました。経営者である自分の中では一貫した方針を持っていたつもりでした。しかし、それが社員には正確に伝わっていなかったり、社員によって解釈が違っていたりすることが頻繁に発生したのです。
全社員が辞めた日に学んだこと
その結果、経営が安定しないまま、最終的に社員が全員辞めてしまうという極めて厳しい状況に陥りました。
この危機的な状況に直面した時、私は初めて本気で組織や経営について考えました。そこで深く学んだ教訓が、「組織を長く存続させるためには、理念・目的・ビジョンが不可欠」だということです。
私は最初にそれを持たずに起業してしまったため、組織が脆弱になり、社員が定着しなかったのです。自分では方針を持っているつもりでも、それが言葉として明確になっていなければ、人には伝わりません。そして伝わらなければ、組織は一つにまとまることができないのです。
理念づくりからの再出発
会社を立て直すために最初に取り組んだのが「自社の理念づくり」でした。これを経営の軸として確立することが、組織を強くするために必要だと確信したからです。
この経験が、現在、同じ悩みを持つ中小企業の経営者の「思いをカタチにする」お手伝いをさせていただく原点となっています。理念は、組織が進むべき方向を示す羅針盤です。それは社員の行動や判断に一貫性をもたらし、結果として持続可能な企業文化を育む土台となります。
自分が痛みを伴って学んだからこそ、同じ悩みを抱える経営者の気持ちが深く理解できます。そして、どのようなサポートが本当に必要なのかを、実体験に基づいて提供できるのです。
コンサルティングとは違う「共創」のアプローチ
一般的なサービスとの決定的な違い
「コンサルティング会社と何が違うのですか」という質問をよくいただきます。
私たちのサポートは、単に外部の知見を提供するコンサルティングや、業務を代行するアウトソーシングを超えた、経営者と共に新たな価値を創造する「共創力」を核としています。
一般的なコンサルティングは、外部の専門家が分析を行い、改善策を提案するというスタイルが多いでしょう。一方、私たちは経営者と二人三脚で、一緒に考え、一緒に創り上げていくスタイルを取ります。なぜなら、理念は経営者の心の中にあるものであり、外部の人間が一方的に作れるものではないからです。
私たちが大切にする10の価値観
私たちは、提供できる価値として10の「Value」を掲げています。これらを実践することで、単なる業務委託の関係ではなく、真のパートナーシップを築きます。
想像力を膨らませる(ビジョン構築)
新しい可能性を常に探求し、未来の姿を描くことで、経営者のビジョン構築をサポートします。明確な未来の姿があってこそ、現在の行動に意味が生まれます。「5年後、自社はどうなっていたいですか」という問いかけから、具体的なイメージを一緒に描いていきます。
創造力で実現する(アイデアの具現化)
想像力を基に描いたアイデアを形にし、具体的な行動計画と実行支援を行います。ビジョンを描くだけでなく、それを現実のものとする道筋を示すことが重要です。
共創力を磨く(相互の強みの活用)
相互の強みを深く理解し合い、それを最大限に活かすことで、経営者と共に一人では到達できない新たな価値を創造します。これが、私たちの提供するサービスがアウトソーシングと決定的に異なる点です。
チームワークで協働する(目標達成への集中)
クライアントの課題解決に向けて、私たち自身がチーム全体で一丸となり、目標達成を目指します。この協働の姿勢が、目標達成の確実性を高めます。
共感力でつなげる(一体感の創出)
経営者の思いに深く寄り添い、それを従業員が心から理解できる形で伝える「架け橋」となります。共感がなければ、理念は組織に浸透しません。経営者の言葉を、現場の社員が「自分ごと」として受け止められる表現に翻訳することも、私たちの重要な役割です。
探究心で掘り下げる(本質的な問題解決)
表面的な課題解決に留まらず、理念の不浸透など、組織が抱える本質的な問題の解決にまで深く掘り下げて取り組みます。「なぜ社員が定着しないのか」という問題の根本原因を探ります。
革新性で挑戦する(新しい経営モデル)
既存の枠組みにとらわれることなく、新しい経営モデルの構築に挑戦する革新性を持ちます。これにより、企業の競争優位性を高めることができます。
好奇心を発揮する(革新的な提案)
常に前向きに新しい知見を取り入れ、企業の成長に役立つ革新的な方法を提案します。環境変化に柔軟に対応するための必須要素です。
向上心で成長する(最適な成長の道筋)
私たち自身が常に成長し続けることで、クライアントに対しても最適な成長の道筋を示すことができます。相互に成長し続ける姿勢が、長期的なパートナーシップを支えます。
誠実性を貫く(信頼関係の構築)
常に正直で透明性のある関係を構築し、誠実性を貫くことで、経営者との長期的な信頼関係を育みます。信頼こそが、共に困難に立ち向かうための基盤です。
持続可能な企業文化とは何か
理念が行き渡った組織の姿
私たちが目指す持続可能な企業文化とは、理念が組織の隅々まで行き渡り、働く人々が「やりがい」と「目的意識」を持って能動的に業務に取り組んでいる状態です。
具体的には、次のような要素が定着した状態を指します。
認識の統一
経営者と従業員の間で、会社の目的(理念)と目指すべき未来(ビジョン)について、解釈のズレがない状態が生まれます。「この会社は何のために存在するのか」「私たちはどこを目指しているのか」という根本的な問いに対して、全員が同じ答えを持っている状態です。
強靭な組織
理念という軸が確立されることで、外部環境が変化したり、困難に直面したりしても、組織全体がブレることなく目標達成に向けて進み続けることができます。例えば、予期せぬトラブルが発生した時でも、「自社の理念に照らして考えれば、こう対応すべきだ」という判断基準が社員一人ひとりの中に存在するのです。
価値創造の継続
想像力と創造力、そして共創力を磨き続ける文化が根付くことで、既存の業務改善に留まらず、常に新しい経営モデルや価値の創造に挑戦し続けることができます。
実際にどう変わるのか
この文化が育まれることで、まず社員の定着率が向上します。人は「意味のある仕事」に従事したいと願う生き物です。自分の仕事が会社の理念実現にどうつながっているのかが明確になれば、仕事へのモチベーションは自然と高まります。
また、組織全体が持つ潜在的な価値が最大限に引き出され、結果として企業は持続的に成長することが可能になります。社員一人ひとりが自律的に考え、行動できるようになるからです。
理念を「習慣化」させる具体的な方法
スローガンで終わらせないために
「理念を作りました。社内に掲示しています。でも、社員の行動は変わりません」
このような相談を受けることがあります。理念を作ることはスタートラインに過ぎません。それを日々の行動に落とし込み「習慣化」させることが、私たちの支援の核となります。
習慣化とは、理念が社員の日常的な判断基準となり、無意識のうちに理念に沿った行動が取れるようになることです。これは一朝一夕には実現しません。計画的で継続的な取り組みが必要です。
習慣化のための3つのステップ
創造力による設計
描いた理念を、具体的な行動計画や評価基準、社内教育プログラムとして設計し、「形」にします。例えば、「お客様第一」という理念があるなら、それを実践するための具体的な行動指針を作ります。「困っているお客様を見かけたら、自分の担当でなくても声をかける」といった具体的なレベルまで落とし込むのです。
探究心による課題特定
理念の浸透を妨げている組織の「本質的な問題」を探究心をもって掘り下げ、習慣化を阻害する要因を特定し、排除します。例えば、「評価制度が理念と矛盾している」「マネージャー層が理念を理解していない」といった課題が見つかることがあります。
チームワークと誠実性による実行
計画を実行に移す段階では、私たちとクライアントのチーム全体が目標達成に向けて協働します。進捗状況について常に正直で透明性のあるコミュニケーションを保ちます。「今月の取り組みはうまくいっていません」と正直に報告し合い、改善策を一緒に考える関係性が重要です。
業務プロセスへの組み込み
重要なのは、経営者の「思い」が、従業員が毎日触れる業務や判断のプロセスに自然に組み込まれる仕組みを作ることです。
例えば、朝礼で理念を唱和するだけでなく、「今日の業務でどう理念を実践するか」を各自が発表する時間を設けるといった工夫があります。また、月次の振り返りでは、数字の達成度だけでなく、「理念に沿った行動ができたか」を評価項目に加えることも効果的です。
理念の習慣化は、組織文化を変革する最も重要なステップです。私たちが過去の経験から学んだ教訓を活かした専門的な支援領域となっています。
日本経済への貢献という大きな視点
中小企業の力が日本を支える
私たちの事業の根底にあるのは、日本の中小企業が持つ潜在的な価値に対する深い信頼です。
中小企業は日本の企業全体の99%以上を占め、雇用の約70%を支えています。つまり、中小企業が元気になれば、日本経済全体が活性化するのです。
個々の中小企業が、理念という強固な軸を持ち、持続可能な企業文化を育成し、働く人々のやりがいを高めることができれば、その企業の成長と発展は確実なものとなります。
小さな成功が大きな波を作る
特に、30名以下の企業が組織力を高め、安定的に拡大・拡充していくことは、地域経済の活性化に直結します。小さな会社が1社成長すれば、そこで働く社員の家族が潤い、取引先も潤い、地域にお金が回ります。
そして、日本全国の中小企業が持つ潜在的な力が最大限に引き出されることで、それはマクロな視点から見て、日本経済全体の活性化という形で貢献につながります。
私たちは、この大きな目的を果たすために、専門性と、自らの経験から得た信頼性をもって、経営者の皆様のパートナーであり続けます。一社一社の成功が、やがて日本全体の活力につながると信じています。
まとめ:理念が導く確実な未来へ
私たちem株式会社は、過去の痛切な経験から得た教訓に基づき、「組織を長く存続させるためには、理念・目的・ビジョンが不可欠」であることを知っています。
経営者の皆様の「思い」を「理念」として可視化し、それを「習慣化」させることで、組織は強靭な「軸」を獲得します。この軸こそが、未来を描く想像力の羅針盤となり、目標達成を確実にするための共創力の基盤となるのです。
理念経営は、決して難しいものではありません。しかし、一人で取り組むには時間も労力もかかります。私たちは、経営者と共に未来を想像し、創造力と協働力をもってその実現に取り組みます。
このパートナーシップを通じて、貴社の持つ無限の潜在的価値を最大限に引き出し、働く人々のやりがいに満ちた、持続可能な未来を共に築き上げてまいります。
組織の成長に悩む経営者の皆様、私たちと一緒に、あなたの「思い」を「カタチ」にしてみませんか。理念という確かな軸を持つことで、組織は必ず変わります。そして、その変化は、あなたの会社だけでなく、日本経済全体を元気にする力となるのです。
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em株式会社(イーエムカブシキガイシャ)
代表取締役 郷司 光
経営理念:そうぞうの力で未来を描く
Purpose:中小企業の魅力を引き出し国力を上げる
Vision:革新的な日本型経営モデルの確立
Mission:思いを形にし理想の企業文化を創造
所在地:〒486-0817 愛知県春日井市東野町3丁目29番地7
Webサイト:https://em.80462.co.jp
お問い合わせ:https://em-company.jp
事業内容:
DX化・WEB集客サポート
企業理念浸透支援
理念策定フレームワーク作成支援
理念経営実行ツール作成・導入支援
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