企業価値を高める「思いをカタチにする」経営の実践法

経営者の皆さん、こんな悩みを抱えていませんか。「会社を大きくしたい気持ちはあるのに、なかなか形にならない」「社員が思うように育ってくれない」「自分の考えが社員に伝わっていない気がする」。

実は、多くの中小企業が同じような壁にぶつかっています。その原因は、経営者の中にある「思い」が、きちんと言葉になっていないことにあります。今回は、em株式会社が実践している「思いをカタチにする」プロセスについて、具体的にお伝えしていきます。

なぜ多くの企業が「思い」を形にできないのか

理念なきスタートが生む組織の混乱

創業当初、多くの経営者は目の前の仕事に必死です。売上を立てること、お客様を獲得することに全力を注ぎます。理念やビジョンを考える余裕なんてありません。

ある製造業の社長は、こう振り返ります。「最初は自分一人で始めました。お客様からの注文に応えることだけを考えていました。気づいたら社員が10人になっていましたが、何をどう教えればいいのか分からなくなっていたんです」

このように、明確な理念がないまま組織が大きくなると、必ず問題が起こります。社員によって仕事の進め方がバラバラになったり、経営者の意図と違う方向に進んでしまったりするのです。

「伝えたつもり」が生む大きなギャップ

経営者は「自分の考えは伝わっている」と思いがちです。しかし実際には、社員一人ひとりが異なる解釈をしていることが多いのです。

例えば、「お客様第一で」という言葉。ある社員は「どんな無理な要望でも受け入れる」と解釈し、別の社員は「適切な提案をして最良の結果を出す」と考えるかもしれません。同じ言葉でも、具体的な行動レベルでは全く違う動きになってしまいます。

このギャップが積み重なると、組織全体の一体感が失われます。結果として、社員が定着せず、業績も思うように伸びない。最悪の場合、経営危機に陥ることさえあるのです。

危機が教えてくれた大切なこと

多くの経営者が、経営の厳しい局面に直面して初めて気づきます。「このままではいけない」と。

前述の製造業の社長も、社員の大量離職という危機を経験しました。そこで初めて、組織を長く存続させるためには、理念や目的、ビジョンが不可欠だと理解したのです。

em株式会社が提供する「思いをカタチにする」プロセスは、このような経験から生まれました。過去の失敗や困難を乗り越えてきた実践知が、このプロセスの土台になっています。

「思いをカタチにする」4つのステップ

ステップ1:未来を想像する力

最初のステップは、あなたの会社の未来像を明確に描くことです。ここで大切なのは、想像力を制限しないことです。

「5年後、自社はどうなっていたいか」「どんな価値を社会に提供したいか」「社員にはどんな働き方をしてほしいか」。これらの問いに、具体的にイメージできるまで考え抜きます。

例えば、あるIT企業の経営者は、こんなビジョンを描きました。「地方に住みながら、世界中のお客様に価値を届けられる会社にしたい。社員が家族との時間を大切にしながら、やりがいを持って働ける環境を作りたい」

このように、未来の姿を鮮明に描くことが、理念づくりの出発点になります。想像した未来が、組織全体が目指すべき方向性の羅針盤となるのです。

ステップ2:本質を探究する姿勢

次のステップは、表面的な課題ではなく、本質的な問題を見つけ出すことです。これには深い探究心が必要です。

「なぜ社員が定着しないのか」という問いに対して、「給料が安いから」という答えで終わってしまっては本質に届きません。さらに掘り下げます。「なぜ給料を上げても定着しないのか」「社員は本当に何を求めているのか」。

ある飲食チェーンの経営者は、この探究を通じて重要な気づきを得ました。社員が辞める本当の理由は給料ではなく、「自分の成長を感じられない」「会社の方向性が見えない」という不安だったのです。

この探究のプロセスで、経営者の「思い」が明確な言葉になっていきます。「私たちの会社は何のために存在するのか」「何を大切にするのか」。これらの答えが、揺るぎない経営の軸となる理念へと結実します。

ステップ3:共感でつなぐ組織づくり

理念ができたら、次は組織全体に浸透させる段階です。ここで重要なのが共感力です。

理念を一方的に押し付けても、社員の心には響きません。経営者の思いに寄り添いながら、社員が「自分事」として捉えられるように伝える必要があります。

em株式会社が支援したある企業では、理念浸透のために全社員との対話会を実施しました。経営者が自分の言葉で、なぜこの理念を作ったのか、どんな思いが込められているのかを語りました。

すると、「社長がそこまで考えていたとは知らなかった」「自分も同じ思いを持っていた」という声が社員から上がりました。共感を通じて、理念が組織の共通言語になっていったのです。

この共感のプロセスを経ることで、社員による解釈のバラツキがなくなります。全員が同じ方向を向いて、一貫した行動を取れるようになります。

ステップ4:理念を習慣化する

最後のステップは、理念を日々の行動に落とし込み、習慣化することです。これには創造力と革新性が求められます。

理念を具体的な行動指針に変換します。例えば、「お客様の成功を支援する」という理念なら、「提案前に必ずお客様の課題をヒアリングする」「納品後1ヶ月以内にフォローアップする」といった具体的なアクションに変えていきます。

ある建設会社では、理念に基づいた新しい評価制度を導入しました。売上だけでなく、「理念に沿った行動をどれだけ実践したか」も評価の対象にしたのです。

さらに、朝礼で理念を唱和する、理念を体現した社員を表彰するなど、様々な仕組みを作りました。こうして理念が日常の一部となり、企業文化として定着していきました。

理念という軸があるからこそ、組織は新しいことにも挑戦できます。既存の枠組みにとらわれず、革新的な取り組みができるのです。

企業価値を高める10の実践的な価値観

学び続ける姿勢:好奇心と向上心

企業の成長には、学びを止めない姿勢が不可欠です。特に経営者自身が学び続けることが重要です。

好奇心を持って新しい情報を取り入れる。業界のトレンド、新しい技術、他社の成功事例。常にアンテナを張り、自社に活かせる知見を探します。

あるサービス業の経営者は、毎月必ず異業種交流会に参加しています。「自分の業界だけ見ていると視野が狭くなる。他業界の工夫から学ぶことが多い」と語ります。

向上心を持って成長し続けること。これは経営者だけでなく、組織全体に浸透させたい価値観です。em株式会社では、クライアント企業の成長を支援する際、まず経営者自身の成長をサポートします。経営者が変われば、組織全体が変わるからです。

信頼関係の構築:誠実性とチームワーク

企業価値の基盤は信頼です。社内の信頼、取引先との信頼、お客様との信頼。すべての信頼は誠実性から生まれます。

正直で透明性のある関係を築くこと。これは簡単そうで難しい実践です。都合の悪い情報も隠さず伝える。約束は必ず守る。できないことはできないと正直に言う。

ある卸売業の経営者は、取引先への納期遅延が発生した際、すぐに連絡して状況を説明しました。謝罪だけでなく、代替案も複数提示しました。その誠実な対応が評価され、逆に信頼関係が深まったといいます。

チームワークで協働すること。理念という共通の軸があれば、チーム全体で目標達成に向かえます。個人プレーではなく、互いの強みを活かし合う組織づくりが大切です。

新しい価値の創造:共創力

企業価値を高めるとは、新しい価値を生み出すことです。それは一人でできることではありません。

em株式会社が大切にしているのが共創力です。クライアントの経営者と一体になり、相互の強みを活かして新たな価値を創造します。

経営者は現場の深い知見を持っています。お客様のニーズ、業界の特性、実務のノウハウ。一方、外部の専門家は客観的な視点や他業界の事例を提供できます。この二つが融合することで、今までにない価値が生まれるのです。

ある製造業では、経営者の「職人技を後世に残したい」という思いと、em株式会社の提案が組み合わさり、動画マニュアルシステムを開発しました。熟練工の技術を映像で記録し、若手が繰り返し学べる仕組みです。これは経営者一人でも、コンサルタント一人でも生み出せなかった価値でした。

なぜ今、理念経営が重要なのか

変化の時代に必要な「軸」

現代は変化のスピードが速い時代です。技術革新、市場の変動、社会情勢の変化。経営環境は常に動いています。

このような時代だからこそ、変わらない「軸」が必要です。理念はその軸になります。環境が変わっても、目指す方向性がブレない。これが強い組織の条件です。

ある小売業は、コロナ禍で店舗営業が困難になりました。しかし「地域の人々の暮らしを支える」という理念があったため、オンライン販売への転換を迅速に決断できました。理念という軸があったからこそ、新しい挑戦ができたのです。

優秀な人材を惹きつける力

今の時代、特に若い世代は「何のために働くか」を重視します。給料や待遇だけでなく、会社の理念や価値観に共感できるかが重要な判断基準になっています。

明確な理念を持つ企業は、優秀な人材を惹きつけます。そして、理念に共感して入社した社員は、長く定着します。

em株式会社が支援したあるIT企業では、理念を明確にした後、採用の質が大きく変わりました。応募者が増えただけでなく、「御社の理念に共感しました」という理由で応募する人が増えたのです。

持続的な成長の土台

短期的な利益追求だけでは、持続的な成長は望めません。理念に基づく経営は、長期的な視点を可能にします。

目先の利益よりも、理念の実現を優先する。そのような判断が、結果的に企業価値を高めます。お客様からの信頼、社員の成長、社会への貢献。これらが積み重なって、持続可能な成長につながるのです。

em株式会社の実践事例

危機から学んだ理念の力

em株式会社自身も、理念の重要性を実体験から学びました。創業当初は理念やビジョンが明確でなく、組織運営に苦労した時期がありました。

社員の管理がうまくいかない。教育方針が定まらない。経営者の思いが伝わらない。これらの課題に直面し、組織が脆弱な状態にあることを痛感しました。

その経験から、「組織を長く存続させるためには、理念・目的・ビジョンが不可欠」という確信を得ました。この教訓が、現在提供している「思いをカタチにする」プロセスの基盤になっています。

可視化と習慣化の実践

em株式会社では、理念の可視化と習慣化を徹底しています。理念を文章にするだけでなく、具体的な行動指針に落とし込み、日々実践しています。

例えば、「探究心で掘り下げる」という価値観。これをクライアントとの打ち合わせで実践します。表面的な課題解決の提案で終わらせず、「なぜその課題が生まれたのか」「本質的な問題は何か」を深く探ります。

「共感力でつなげる」という価値観も、具体的に実践しています。経営者の思いに寄り添い、従業員との架け橋となる。単なるコンサルティングではなく、組織全体の一体感創出を支援します。

日本の中小企業への貢献

em株式会社が目指すのは、個々の企業支援にとどまりません。日本の中小企業が持つ潜在的な価値を最大限に引き出し、日本経済全体の活性化に貢献することを目的としています。

中小企業は日本経済の根幹です。そこで働く人々のやりがいが高まり、企業が持続的に成長すれば、地域経済も活性化します。一社一社の変革が、やがて大きな波となって社会全体に広がっていく。そんな未来を描いています。

今日から始められる「思いをカタチにする」第一歩

自分の思いを書き出してみる

まず、あなた自身の思いを言葉にすることから始めましょう。難しく考える必要はありません。

「なぜこの事業を始めたのか」「お客様にどんな価値を提供したいか」「社員にどう成長してほしいか」「10年後、会社をどうしたいか」。これらの問いに、正直に答えを書き出してみてください。

最初は断片的でも構いません。思いつくまま書いていくうちに、あなたの中にある「思い」の輪郭が見えてきます。

社員の声を聞いてみる

次に、社員と対話する時間を作りましょう。「会社の良いところ」「改善してほしいところ」「将来への期待や不安」など、率直な意見を聞いてみてください。

社員の声を聞くことで、経営者の思いと現場の認識のギャップが見えてきます。このギャップを埋めることが、理念浸透の第一歩になります。

専門家の力を借りる

「思いをカタチにする」プロセスは、一人で進めるには限界があります。客観的な視点や専門的な知識が必要な場面も多いからです。

em株式会社のような専門家のサポートを受けることで、プロセスをスムーズに進められます。経験豊富なパートナーがいれば、試行錯誤の時間を短縮でき、より確実に目標を達成できます。

まとめ:未来を創るのは今日の決断

企業価値を高める「思いをカタチにする」プロセスは、一朝一夕には完成しません。しかし、今日始めなければ、いつまでも現状のままです。

多くの中小企業経営者が、「思いはあるけれど形にするのが難しい」と感じています。その気持ちは、決して間違っていません。形にすることは、確かに難しいのです。

だからこそ、適切なプロセスと支援が必要です。想像力で未来を描き、探究心で本質を見つけ、共感力で組織をつなぎ、創造力と革新性で実行する。この4つのステップを着実に進めることで、あなたの「思い」は必ず形になります。

理念を明文化し、経営の軸をつくること。それを組織文化として習慣化すること。このプロセスを通じて、組織は強くなり、企業価値は確実に向上します。

em株式会社は、中小企業経営者の皆さんの「思いをカタチにする」パートナーとして、これからも伴走し続けます。あなたの会社が持つ潜在的な価値を最大限に引き出し、持続可能な成長を実現するために。

今日、最初の一歩を踏み出しませんか。あなたの「思い」を言葉にすることから、未来は始まります。

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em株式会社(イーエムカブシキガイシャ)
代表取締役 郷司 光

経営理念:そうぞうの力で未来を描く
Purpose:中小企業の魅力を引き出し国力を上げる
Vision:革新的な日本型経営モデルの確立
Mission:思いを形にし理想の企業文化を創造

所在地:〒486-0817 愛知県春日井市東野町3丁目29番地7

Webサイト:https://em.80462.co.jp
お問い合わせ:https://em-company.jp

事業内容:

DX化・WEB集客サポート
企業理念浸透支援
理念策定フレームワーク作成支援
理念経営実行ツール作成・導入支援

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